【株式会社ハイパー様】IT資産管理ソフト「SS1」導入事例インタビュー

「セキュリティ対策」や「働き方改革」にも役立つとして注目されている、IT資産管理ソフト「SS1」。
2005年のパッケージ販売開始以降、多くの企業様にご愛用いただいております。
今回は、2017年5月よりSS1をご利用いただいている、株式会社ハイパー様の導入事例をご紹介します。

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管理統括部 総務部 情報システム課 主査 谷 様(左)、課長 高井 様(右)

IT資産管理ソフト選定のきっかけ

まずSS1を導入される前のお話を伺いたいと思います。以前は別のIT資産管理ソフトを利用されていたそうですが、課題などをお持ちだったのでしょうか?

ハイパー 高井様 
当社は、東京・名古屋・大阪・広島・福岡と全国に複数拠点があり、情報システム課では各拠点にあるIT機器の統制やシステムの運用などをおこなっています。そのような背景から数年前に、あるIT資産管理ソフトを導入し、PCやサーバーを管理していました。

ハイパー 谷様 
ところが、その製品が使いづらく、思ったようなIT機器の管理ができていませんでした。結果的に、Excelを使った二重管理となり、かえって手間がかかっている状態でした。Excelだと、1つのファイルを複数のスタッフで共有して編集することになるため、思わぬ書き換えが発生するといった課題もありましたね。クライアントPCのログも収集していたのですが、表示が遅い・見づらい・時系列で確認できないなどで、ほとんど活用できていませんでした。

高井様 
社員から「PCの動作が重い」といったクレームも頻繁にありました。調べてみると原因はその製品で...。IT環境を整備する情報システム課の立場として、当時は心苦しかったですね。その後に導入した基幹システムと相性も悪く、リプレースを検討するに至りました。

そうだったんですね...。IT資産管理ソフトは様々な製品が流通していますが、SS1はどのような経緯で存在を知っていただいたのでしょうか?

高井様 
当社はSIerとしてITソリューションを販売する立場でもあるので、「コストパフォーマンスが高いIT資産管理ソフトがある」とSS1を気に入っている営業スタッフがいて、そのルートで知ったのがひとつですね。

谷様 
他にも、過去に付き合いのある販売店からもSS1の紹介を受けたことがあったんです。初めてSS1を見たとき「こんなにいい製品があったのか!」と驚いたのを覚えています。

SS1に決めた理由

予めSS1をご存じだったということですが、他にも何製品か比較されたのでしょうか?

高井様 
SS1を含め、3製品を比較・検討しました。

他製品と比較してSS1を選んだ決め手をお聞かせいただけますか?

高井様 
まず、基本機能とオプション機能に分かれたシンプルな価格体系に惹かれました。今は必要なくても、今後のことを考えた時に、オプション機能の中から後で必要なものを選んで追加できるという点も、柔軟性に優れていていいですよね。

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(管理統括部 総務部 情報システム課 課長 高井 様)

谷様 
管理画面がExcelみたいで使いやすいところも魅力的でした。管理項目の列を好きに並び替えできたり、とにかく見やすい!「SS1に変えたら管理しやすいんだろうな」と感じました。
しかも、二重管理で利用していたExcel台帳は、机やいすなどの膨大な数の備品管理をおこなっている総務課と共用でした。Excelは手軽ではあるんですが、別の課とファイルを共有して使うので、編集ミスなどが起こってしまうという悩みもあったんです。SS1は備品情報も登録しやすいので、IT機器と備品を一元管理しつつも、情報システム課はIT機器の管理、総務課は備品管理といったように、課ごとで権限を分けて分散管理できる点も大きな選定ポイントになりました。

高井様 
それに、ネットワーク図やフロアレイアウト図を作れる機能も印象的でしたね!複数拠点を管理しているので、配置状況が見えづらい環境を可視化できるというのはインパクトが大きかったです。

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(SS1のシステム管理機能 WAN管理イメージ)

他製品にはない、数々の独自機能や特徴が決め手になったんですね。実際にSS1を導入される際はいかがでしたか?

高井様 
エージェントのインストールはとても簡単でした。IPアドレスを指定するだけで各PCへエージェントを展開できて便利ですよね。展開後もすぐに使い始められたので、既存製品の保守契約が切れるタイミングで、すでにSS1が実稼働できている状態でした。

谷様 
ここでも、SS1の使いやすさを実感しましたね。Excelのようだから誰でも使いこなせる、管理画面が馴染みやすいと入れ替えもこんなにスムーズなんだなと。

そういった快適さも、お客様の声から生まれたSS1ならではかもしれませんね!

SS1の導入効果

SS1導入後の効果はいかがでしょうか?

谷様 
Excelとの二重管理になっていたIT機器や大量の備品を一元管理できて、とても助かっています。SS1の操作権限は情報システム課で一括管理していて、先ほどお話ししたように情報システム課と総務課で権限を分けて、IT機器と備品を効率よく分散管理できています。Excel台帳の書き換えミス、表記ぶれやファイルの破損を心配することなく管理できるのが嬉しいですね。

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(ハイパー様 SS1機器一覧画面 備品管理イメージ)※画像は一部加工を施しております

高井様 
情報システム課としても、正確なIT機器の情報をすぐに把握できているので、社内ヘルプデスク業務などに役立っています。例えば、社員から問い合わせがあった場合に、そのPCのIPアドレスやメモリ搭載量、インストールソフトウェア、ファイルの移動・削除といった操作履歴などの詳細を、情報システム課ですぐに把握できるため、「このトラブルであればメモリ交換で解決できるね」といったように、的確な対処がおこなえています。

谷様 
オプションでActive Directory連携機能を導入しているので、PCとユーザー情報の紐付けや更新も手間がかかりません。30日間使われていないアカウントがあれば日報機能で通知するようにしており、不要なアカウントの放置も防げています。仮に長期休暇や退職の連絡が忘れられていた場合にも、安心です。

また、当社で利用しているIT機器は、複数の業者からリースやレンタルで契約しているものが混在しているので、以前は契約情報の管理にも手間がかかっていました。SS1では契約情報と機器情報を紐付けて管理することができるので、便利ですね。想定していなかった作業の効率化ができました。

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(管理統括部 総務部 情報システム課 主査 谷 様)

IT機器の管理・運用のしやすさはSS1の一番の売りなので、お役に立てているようで嬉しいです。
SS1はセキュリティとして役立つ機能もあるのですが、そういった機能も活用されていますか?

高井様 
はい、活用しています。私物PCなどの社内ネットワークへの接続を遮断したり、社内の一部PCでUSBメモリを使用禁止にしたり...。最近では、無線LANの接続制限もSS1でおこなっています。営業スタッフなどが、持ち出しPCを危険なフリーのWi-Fiにつないでしまうことがないように、会社からモバイルルーターを支給しているので、そのルーターのSSIDしか接続できないように設定しています。制限するだけでなく、誰が・いつ・どのWi-Fiに接続していたのかも記録できているので助かっています。

谷様 
あとは、特定のWebサイトの閲覧を制限したり、あやしいソフトウェアの使用を禁止するといった対策もおこなっています。インストールするタイプだけでなく、exe単体で実行されるソフトウェアも制限できるのがいいですね。

高井様 
SS1は詳細なログがさっと見れるので、社員の行動が把握しやすいです。業務に関係ないWebサイトの閲覧があった場合には、該当者だけピンポイントで閲覧を禁止するといったこともできますし。

なるほど。社員全員に制限をかけるのではなく、リスクに応じて制限を強めるということですね。
他の企業様にも参考にしていただけそうなお話です。その他、利用されている機能はありますか?

高井様 
最近では、SS1のログレポートを勤務時間や無断残業の有無を確認する参考資料として活用しています。会社で「働き方改革」の話題を取り上げた際に、すぐに資料を出力して、社内の現状を共有することができました。PCの起動やシャットダウン時間を把握し、リアルな勤怠の状況をみることができるので重宝しています。

谷様 
ログといえば、IT監査への対応にSS1のサーバーログを活用しています。しっかりログが取れているので、もちろん監査に合格できていますし、対応もスムーズにおこなえています。SS1があれば、PCだけでなくサーバーの管理や運用も安心ですね。

「働き方改革」や外部監査への対応にも活用していただいているんですね!
ちなみに、IT資産管理ソフトのリプレースに関して他部署からの反応はいかがですか?

高井様 
以前にあった「PCの動作が重たい」といったクレームも、SS1に変えてから一切無くなりました。良い意味で反応が無い、という状況ですね。個人的にも、SS1のエージェントは非常に動作が軽いという印象です。管理画面上のデータ表示も早いですし。

谷様 
ストレスなく使えますよね。それに、SS1はサポート体制も充実しているので、バージョンアップも手間なくおこなえます。今はそのような負担もなくて嬉しいですね。SS1の導入によって削減できた時間は、他の作業に充てることができています。結果的に、会社としてもメリットがあると言えると思います。

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今後の展望

SS1の活用について今後の展望などはありますか?

高井様 
SS1はオプション機能が豊富で、まだ導入していないものもあるので、どれも気になっています。現在、ヘルプデスク対応をおこなった際のインシデント情報は、SS1の機器情報の備考欄で管理していますが、今後はオプションのインシデント管理機能を利用してみたいですね。SS1リモートコントロール機能と併せて、ヘルプデスク業務をさらに効率化できればと思います。

谷様 
ゆくゆくはソフトウェアライセンスの一元管理も視野に入れています。オプションのソフトウェア資産管理(SAM)機能も、さらに活用していきたいです。

IT資産管理ソフトの導入、リプレースを検討されている方に向けて

最後にお聞きします。IT資産管理ソフトの導入、リプレースを検討されている方に向けて一言声をかけるとしたら?

高井様 
正確なIT資産管理ができていれば日々の様々な業務に活躍してくれますし、セキュリティの強化にも貢献してくれます。IT資産管理ソフトで管理を自動化するメリットは大きいですよ。

谷様 
感覚値ですが、SS1にリプレースしたことで、作業負担が3分の1程度に削減できたと思っています。以前に他の製品を使っていたからこそ、SS1のIT資産管理力は高いレベルのものだと、おすすめできます。第一印象から「とてもいい製品だな」と感じた目に狂いはなかったです!

高井様、谷様、貴重なお話をありがとうございました。ぜひ今後もSS1をご活用ください。

(インタビュー:ディー・オー・エス 山本) ※インタビュー内容は取材当時のものです

株式会社ハイパー様

株式会社ハイパーは、1990年に創業。1993年から、PC販売事業に参入し、個人および法人向けにサービスを展開。特に在庫を強みとした企業へのPC販売を軸とし、PC設置・設定やネットワーク構築などを⾏うサービス&サポートを展開して、事業を拡⼤。2012年には、企業向けにサーバーなどの情報通信機器の販売を行う連結子会社「株式会社リステック」を、2016年には放課後等児童デイサービス事業「株式会社みらくる」を設立、2017年には「マルチネット株式会社」をM&Aにより子会社化、2018年にはセキュリティに特化したソフトウェア製品の販売事業を行う連結子会社「株式会社セキュリティア」を設立するなど、"ハイパーグループ"として着実に成長を続けています。

【業種】情報・通信
【管理台数】400台
【URL】https://www.hyperpc.co.jp/

SS1をご活用いただいている株式会社ハイパー様の導入事例をご紹介させていただきました。
IT資産管理ソフトの導入、入れ替えをご検討されている方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。

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著者プロフィール
SS1LAB編集部
IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!

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