WSUSを利用した更新プログラムの適用管理を効率化するポイントとは

Windows 10よりWindows Updateのプログラム提供の仕組みが変わり、プログラムファイルが大型化されています。社内のPCを一斉にアップデートしてしまうと、ネットワークに負荷がかかる、社内システムなどが動作しなくなってしまうといった恐れがあります。

こういったリスクを避けるためにも、更新プログラム(パッチ)の適用はシステム管理者が一括で管理し、計画を立てて段階的に実施する必要があります。その手段としては、Microsoftから提供されているWSUS(Windows Server Update Services)を利用することがもっとも効果的です。

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しかし、WSUSは設定方法が難しいこと、更新プログラムの適用状況が見えにくいなどの理由から、導入したものの思ったように使いこなせていないケースも多いです。
WSUSを利用して更新プログラムの適用を効率化するには、IT資産管理ソフト「SS1」の活用がおすすめです。SS1は、WSUSと連携し、更新プログラムの配信やバージョン管理などを手軽に設定できます!

【SS1×WSUSで更新プログラムを管理するメリット】

■IT資産情報を基に更新プログラムを適用
部門や設置場所、業務内容など、SS1に登録されているIT資産の管理項目を基に、更新プログラムの配信グループ作成・適用スケジュールの設定が可能です。
WSUSの複雑なコンソールで配信グループを設定したり、配信対象のクライアントPCが多い場合にグループ作成に時間がかかるといった負担を軽減します。

■見やすい管理画面で状況把握が簡単
SS1では、各クライアントPCに適用されているバージョン情報や、配信した更新プログラムが計画通りに適用されたかなどを、見やすい画面で簡単に確認することが可能です。また、未適用の機器があれば、日報画面や通知メールで即座に把握することもできます。

SS1を用いることで、IT資産管理ソフトとWSUS両方の特性を活かし、効率よくアップデート管理をおこなうことができます。
またSS1は、単体でもアップデート管理をサポートします。
ここからは、SS1の「WSUS連携機能」「Windows 10大型アップデート対応」について、さらに詳しくご紹介します。

SS1でWSUS運用を効率化!

【その1】Windows Update設定の統一

Windows 10のWindows Updateは、自動更新されるよう初期設定されています。そのため、新しく提供された更新プログラムの影響がわからないうちに、従業員のPCが勝手に自動更新してしまうと、社内のシステムに不具合がでるといったリスクも考えられます。
新しい更新プログラムが提供された際には、システム管理者が十分に検証をおこない、システムの安全が確認できた時点で徐々に展開するなど、段階的に更新プログラムを適用していくことが理想です。
そのため、Windows Update適用のタイミング、範囲などはシステム管理者が主体となってコントロールする必要があります。

SS1では、更新プログラム適用の延期やインストール時のWindows Updateの通知などを、任意で指定できるので、思わぬ自動更新によるトラブルを防ぎ、全社的にスムーズな管理がおこなえます。

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【その2】パッチ配信計画の作成

WSUS単体では通常、更新プログラムを適用したいタイミングで都度設定が必要になり、作業の手間がかかってしまいます。また、OU(Organizational Unit)が管理できていない環境などでは、適用するグループの作成にも工数が必要となります。
SS1では、適用開始日を前もって指定できるため、更新プログラムを適用する度に設定変更をおこなう必要がありません。部門・機器・設置場所などIT資産情報に基づいたグルーピングも可能なため、自社の運用にあわせた配信計画が立てられます。

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例えば、部門ごとに更新プログラムを展開したい場合は、情報システム部・営業部・総務部など各部門の機器をそれぞれグルーピングし、適用開始日をスケジュール設定することで、手間なく計画的な配信を実施できます。
まずは情報システム部のみに更新プログラムを適用し検証したうえで、不具合などの問題がないと確認したものは段階的に他部署へ展開するという運用が可能です。そうすることでネットワーク負荷の軽減と、他のシステムへの悪影響を抑えることができます。

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【その3】更新プログラムの適用状況の把握

さらにSS1は、更新プログラムの適用状況の把握にもご活用できます。更新プログラムごとの適用率や、機器ごとの適用状況を一覧で見られるので、知りたい情報を手軽に確認することが可能です。
Windows 10搭載のPCについては、OSバージョン/OSビルド情報も把握できます。また、ダッシュボードとして使える「日報機能」や「通知メール」で、未適用機器などを随時チェックし、セキュリティホールを見逃さない体制を整えられます。

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このようにSS1の「WSUS連携機能」は、計画的な更新プログラム配信や適用状況の把握などに役立ちます。WSUSの設定・運用でお困りの方は、SS1で管理を効率化し、セキュリティ強化と管理業務の負荷軽減を実現されてみてはいかがでしょうか。

SS1の「WSUS連携機能」の詳細については、下記よりお問い合わせください。

●「WSUS連携機能」に関するお問い合わせはこちら

SS1ならWSUS無しでも大型アップデートの適用管理が可能!

WSUSのない環境でも、SS1を活用することで、年2回リリース予定であるWindows 10の大型アップデートの適用が可能です。また、管理対象PCに対し、更新プログラム取得タイミングなどのWindows update設定をSS1でコントロールできるので、使用者側で勝手にアップデートしてしまうといったことを防止できます。これらの機能はドメイン配下にないPCにも対応しているため、環境に合わせた柔軟な運用を実現します。

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Windows 10を利用するうえで欠かせないWSUSですが、当面は導入予定がない、導入するまでの期間の対応に困っているという方には、SS1のご利用をおすすめします。詳細は、下記よりお問い合わせください。

●SS1に関するお問い合わせはこちら

著者プロフィール
SS1LAB編集部
IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!

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