【日本証券金融株式会社様】IT資産管理ソフト「SS1」導入事例インタビュー

「セキュリティ対策」や「働き方改革」にも役立つとして注目されている、IT資産管理ソフト「SS1」。2005年のパッケージ販売開始以降、多くの企業様にご愛用いただいております。今回は、2015年4月よりSS1をご利用いただいている、日本証券金融株式会社様の導入事例をご紹介します。

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システム企画部 システム管理課長 淺田様

SS1導入のきっかけ

まずは、IT資産管理ソフトSS1を導入することになったきっかけをお聞かせください。

日本証券金融 淺田様 
当社では以前、自社内に複数の業務用サーバーを構築して運用しており、大きな作業負担となっていました。サーバーの管理ができるメンバーも限られていて、そのメンバーに負担が集中したり、運用がスムーズにいかない点も課題でした。

そこで、5年ほど前にサーバーをクラウド化する計画を立てたことで関連するソフトウェアやサービスの見直しが必要となり、IT資産管理ソフトの導入を検討することになりました。

なるほど、具体的にはどのような見直しをされたのでしょうか?

淺田様
単純にサーバーをクラウド化するだけでなく、この機会に既存のソフトウェアでおこなっている管理を統合できないかと考えました。情報漏洩対策としてのデバイスの使用制限や、PCの操作ログ取得を別々でおこなっていたため、作業的にもコスト的にも無駄が多い状態だったんです。

それに、運用面での不満もありました。デバイスの使用を制限したい場合はPC1台ずつに制限設定が必要であったり、ログ管理に関しては収集したデータを何時間もかけてテープに書き出す必要があるなど、今では考えられないくらい負担が多かったですね。

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決め手は、AWS環境での稼働実績

それは大変でしたね。SS1はどこでお知りになりましたか?

淺田様
実はずいぶん前に提案いただいたことがあり、検討メンバーのなかで使いやすい製品としてSS1が印象に残っていました。その時はデバイス制限がメインの別製品を選定したのですが...、SS1は時代の流れに合わせてどんどん機能強化されていて魅力的でしたし、期待も込めてクラウド化に対応しているか問い合わせました。

それが2014年6月頃ですよね。

淺田様 
そうですね。当社ではクラウド基盤としてAmazon Web Services(AWS)の採用を決めていましたので、実際にAWS環境上での稼働実績があるかどうかが第一条件でした。確認したところ、SS1は稼働実績があったので、本格的な導入検討を進めていきました。

SS1は早くからクラウド環境での稼働実績をもっていますので、そこがポイントになったということですね。

淺田様 
大きな要因でしたね。加えてSS1であれば、オプション機能を選ぶことで無駄な機能を購入することなく、希望していたデバイス制限やログ管理の一元化が可能で、大幅なコストカットが見込めました。これまで使っていたソフトウェアに比べて格段に管理画面も見やすく、運用負担も軽減できそうだということで、SS1の導入を決めました。

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(SS1はAWSなど、クラウド環境に構築したサーバー上での管理に対応)

選定いただき、ありがとうございます。ちなみにその頃、PCやソフトウェアの台帳作成などのIT資産管理はどのように実施されていたのでしょうか。

淺田様 
Excel台帳に手作業で情報登録していたのですが、なかなかメンテナンスできていない状態でしたね。現在ではSS1で自動化できているので、とても助かっています。すっかりSS1での管理に馴染んでしまって、昔の状態が思い出せないくらいです(笑)。

Windows 10入れ替え、働き方改革にSS1が活躍

それは何よりです。SS1で取得している情報が役立ったエピソードなどはありますか?

淺田様 
最近では、Windows 7からWindows 10へのOS入れ替え時に、SS1で取得している機器情報を活用しました。入れ替え対象のPCにインストールされているOSやソフトウェア(主にMicrosoft Office、Adobe)の使用状況を踏まえて、入れ替えの準備や環境設定をおこなえたので、スムーズに作業を進められて助かりました。SS1を導入していなければライセンス数のやりくりなど、かなり大変だったと思います。

Windows 10への移行は、今まさにHOTな話題ですね。その他のSS1で取得した情報も活用いただけていますか?

淺田様 
ログデータも以前に比べて気軽に活用できるようになりました。例えば「ファイルを紛失した」「PCの調子がおかしい」といった些細な問い合わせやトラブルに対応する場合、すぐにSS1でログを検索しています。何が起こったか簡単に把握して、即座に回答できて有難いですね。

また、現在当社では、SS1で取得しているPCのシャットダウンやログイン・ログオフのログを、定期的に人事部へ連携して、出退勤のデータと突き合わせるという試みを実施しています。SS1のログデータと出退勤のデータに差異がある場合には、該当社員が注意されるルールになっているので、働き方改革にも役立っていますよ。

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(SS1ではPCの稼働状況を把握し、データ出力できる ※イメージ)

抜群のサポート力でSS1の活用を支援

最新版の「ver.10」では、働き方改革関連の機能強化を図っていますので、ぜひご活用ください。では、当初ご要望にあったセキュリティ系機能の活用状況はいかがでしょうか。

淺田様 
SS1をインストールしていないPCは社内ネットワークにつながせない、SS1に登録していないUSBメモリなどのデバイスは使用させない、というルールを徹底させています。手軽な設定でセキュアな環境を維持できているので助かりますね。狙い通り、大幅な作業効率の向上につながっています。

加えてSS1を利用していて嬉しい点が、サポートデスクの質が高いことです。当社から「こういった管理がしたい」と活用方法を聞いたり、仕様を確認したりすることがあるのですが、いつ問い合わせても迅速かつ的確な回答を得られます。それにサポートデスクのメンバー間で情報共有が徹底されているので、同じ質問を繰り返し伝えるストレスが全くないです。当社では様々なIT製品・サービスを利用しているのですが、SS1ほどサポート力が高い製品は無いと感じています。

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今後の展望

そう言っていただけて大変光栄です。長く安心してSS1を活用いただくために、引き続き手厚くフォローさせていただきます。それでは最後に、今後の展望をお聞かせください。

淺田様 
今後は、よりコストの最適化が求められる時代になると考えています。しかしながら新しいセキュリティ脅威など、新たな課題が増えてくる現状もあります。 時代に沿った管理体制の構築とコスト最適化を、バランス良く両立していくためにも、引き続きSS1を活用していきたいです。

淺田様、貴重なお話をありがとうございました。

(インタビュー:ディー・オー・エス 山本) ※インタビュー内容は取材当時のものです

日本証券金融株式会社様

1951年6月、私たち日本証券金融株式会社は、信用取引の決済に必要な資金および株券を証券会社に貸し付ける業務を開始しました。この貸借取引業務は流通市場における流動性の向上や公正な価格形成に寄与する役割を担っています。今後も時勢を見極める鋭敏なアンテナとダイナミックな機動力でお客様の厚い信頼にお応えしてまいります。

【業種】証券金融業
【管理台数】400台
【URL】https://www.jsf.co.jp/

SS1をご活用いただいている日本証券金融株式会社様の導入事例をご紹介させていただきました。
IT資産管理ソフトの導入、入れ替えをご検討されている方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。

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著者プロフィール
SS1LAB編集部
IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!

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