医療機関のIT資産管理ソフト活用事例4選をご紹介!

電子カルテや、予約・在庫管理システムの普及などにより、医療機関で利用するIT機器は増加しています。IT化が急激に進んだことでIT機器を適切に管理できているか不安に感じられていませんか?
また、管理の負担をできるだけ減らしたい、日々発生する問い合わせへの対応に追われている状況から抜け出したいと思われている方も多いのではないでしょうか。

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この記事では、そのような不安や課題を解決できるIT資産管理ソフトの医療機関における活用事例をピックアップしてご紹介します。病院特有の課題と、その対策の参考にご覧ください。

目次 ・IT資産管理ソフトの導入メリット
・病院におけるIT資産管理ソフト活用事例
 1.近畿大学医学部附属病院様
  「Excelでおこなっていた約1,600台の機器管理を自動化。」
 2.広島赤十字・原爆病院様
  「コンプライアンスを徹底!ライセンス管理とセキュリティ対策を同時に実施。」
 3.一般財団法人杏仁会江南病院様
  「必要な機能を選んで導入時のコストをスリム化!」
 4.鹿児島市医師会病院様
  「リモートコントロール、ネットワーク機器の接続管理など、SS1を多方面で活用!」
・情報システム業務を効率化するIT資産管理ソフト「SS1」

IT資産管理ソフトの導入メリット

IT化が進む中、PCやソフトウェアの管理が煩雑になり困られている医療機関が増加しています。
また、最近では病院がサイバー攻撃の標的になるケースも多くセキュリティリスクへの対策が求められており、院内の機能を停止させないためにセキュリティ強化の必要性が増している状況です。それらの背景から、既に多くの医療機関でIT資産管理ソフトの導入が進んでいます。

専用ソフトを活用することで人的作業(Excelによる台帳管理など)よりも高い精度で適切なIT資産管理を実現でき、その他にも、セキュリティ強化や管理コスト削減へつながるなど、多くのメリットがあります。

病院におけるIT資産管理ソフト活用事例

ここからは、医療機関への導入実績が豊富なIT資産管理ソフトSS1の活用事例をご紹介いたします。

1.近畿大学医学部附属病院様「Excelでおこなっていた約1,600台の機器管理を自動化。」

近畿大学医学部附属病院様の院内ネットワークには約1,600台のクライアントPCやネットワーク機器、さまざまな検査機器が接続されています。以前は、それらをExcelで作成していた機器管理台帳をもとに、機器の棚卸や、使用していないIPアドレスの調査など手作業で管理されていたそうです。

最大の課題は、それら手作業での管理に大変な手間がかかっていたことでした。
そこで、ネットワークに接続された機器情報を把握し、クライアントPCのレジストリ情報など詳しいデータまで自動取得できるSS1を導入いただきました。
SS1を活用することで、簡単な操作で詳細な情報が一元化された台帳作成などをおこなえるようになり、Excel台帳での管理から完全に脱却されました。これにより管理にかかる時間を大幅に短縮されたことに加えて、PCの入れ替えや増設・撤去など、柔軟な運用計画への活用にもお役立ていただいています。

●「近畿大学医学部附属病院様」IT資産管理ソフト活用法の続きはこちら

【施設規模】一般病病床数 930床
【管理台数】1,600台
【導入オプション】未登録PC管理/デバイス制限管理/ログレポート/リモートコントロール/
ソフトウェア資産管理
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2.広島赤十字・原爆病院様「コンプライアンスを徹底!ライセンス管理とセキュリティ対策を同時に実施。」

約1,500台の機器管理及びソフトウェアのライセンス管理を手作業でおこなわれていた広島赤十字・原爆病院様。
膨大な時間と管理要員が必要となる手作業での管理に限界を感じられていました。
そんな中、コンプライアンス強化も必要となりIT資産管理ソフトの導入を検討されました。

コンプライアンス強化を目指す上で感じられていた大きな課題は、正確なライセンス契約情報の管理でした。もともとは、ライセンス契約の内容をExcel台帳で管理されていたため、更新があった場合の利用状況などを把握することが困難だったそうです。

SS1導入後は、機器やソフトウェアライセンスなどの各種管理台帳の更新を自動化。確実な管理を維持しながら作業効率化を実現されました。
また、院内で使用を許可されていない機器のネットワーク接続検知やデバイスの使用制限、ブラウザのWeb閲覧履歴を監視・管理することにより、セキュリティ強化にも活用いただいています。

●「広島赤十字・原爆病院」の導入事例詳細はこちら

【管理台数】1,000台
【施設規模】26診療科、一般病床646床
【導入オプション】未登録PC管理/デバイス制限管理/Web閲覧ログ・閲覧禁止設定/ログレポート/Active Directory連携/リモートコントロール/ソフトウェア資産管理
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3.一般財団法人杏仁会江南病院様「必要な機能を選んで導入時のコストをスリム化!」

江南病院様では、院内200台以上の機器を情報システム担当2名体制で管理されていました。IT資産については手作業で管理、Excelで台帳を作成されていましたが、管理が煩雑になりデータの更新漏れなどが発生してしまうこともあったそうです。

そこでIT資産管理ツールの導入を検討されたのですが、できるだけ費用を抑えたい、使わない機能にコストをかけるのは避けたいと考えていらっしゃいました。
また、管理に割くリソースが少ないなかでも正確に機器を管理できるようなツールを探されていました。

SS1は機能を選べるという特徴があるため、江南病院様に必要な機能のみを選択し、予算内で導入いただけました。また、運用開始後に必要になったタイミングで他オプション機能を追加することもできる点も選定時のポイントだったそうです。
現在は、基本機能での台帳管理はもちろん、遠隔操作でのトラブル対応や、各機器に必要なソフトウェアやファイルの配布などもSS1で実施されています。院内の機器を同じ状態、環境に整えられたことで、IT統制の観点からも導入のメリットを感じられています。

●「一般財団法人杏仁会 江南病院様」導入後の活用方法など続きはこちら

【施設規模】病床数 198床
【管理台数】280台(併設老健施設を含む)
【導入オプション】デバイス制限管理/PC操作ログ/ログレポート/リモートコントロール/インシデント管理
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4.鹿児島市医師会病院様「リモートコントロール、ネットワーク機器の接続管理など、多方面で活用!」

鹿児島市医師会病院様が抱えていた課題は大きく2つありました。
1つ目は手作業での管理では院内機器のトラブル発生などが把握しづらく、メンテナンス面での不安があったこと。2つ目は使用されていたシステム上、画一的なデバイス制限をおこなっていたため、職員の業務を妨げてしまうことです。
こうした課題に対し、鹿児島市医師会病院様はSS1を導入され、機器情報およびライセンスの台帳管理を実現するだけでなく、トラブル対応、デバイス制限に至るまで情報システム業務の一元化を実現されました。

特にネットワーク機器の監視機能により、いち早くネットワークトラブルを検知することができるようになったことに導入効果を感じていただいております。業務へ影響が拡大する前に対処できるため、電子カルテなど診療系システムの安定稼働を実現されました。
また、別システムで実施していたデバイス制限をSS1での管理に統一することも考えておられます。情報漏洩を防ぎつつも、デジタルカメラなどのポータブルデバイスのPC接続は柔軟に対応できる運用とし、さらなるセキュリティ強化を目指されています。

●「鹿児島市医師会病院」の導入事例詳細はこちら

【管理台数】600台
【施設規模】17診療科、許可病床数 255床
【導入オプション】未登録PC管理/デバイス制限管理/PC操作ログ/ログレポート/リモートコントロール
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情報システム業務を効率化するIT資産管理ソフト「SS1」

IT資産管理ソフトを活用することによって、作業の効率化やセキュリティ対策などを強化できます。そうすることで、診療など医療業務をスムーズにおこなえるIT環境づくりに役立ちます。

情報システム部門では、職員が求めているIT環境を把握しながらコンプライアンスやガバナンスの体制強化を実施していくことが必要です。IT資産管理ソフトをうまく活用して、ノンコア業務を効率化し、さらなるIT化や現状の改善などの業務に時間やコストをかけられる状況を目指しましょう。

●医療機関への導入実績が業界トップレベルのSS1!その他導入事例はこちら

著者プロフィール
SS1LAB編集部
IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!